番町喜楽会第206回例会

19人で「梅雨晴」「蛍」詠む

最高7点に水兎句「蛍の夜」

番町喜楽会は令和5年6月例会(通算206回)を6月3日、東京・九段下の千代田区生涯学習館で開催した。19人から投句があり、句会には13人が顔を揃えた。兼題は「梅雨晴」と「蛍」。選句6句(欠席者は5句)で句会を進めた結果、星川水兎さんの「あの人もあの人もいた蛍の夜」が7点で一席を飾った。二席には今泉而云さんの「マドンナの老いて目深な夏帽子」の6点句。三席には廣田可升さんの「天に星地には蛍の信濃かな」と「シャボンの香残す少女や夕蛍」の5点句が入った。以下、4点が4句、3点6句、2点15句、1点21句と続いた。兼題別の高点句(3点以上)は次の通り。

「梅雨晴」

梅雨晴の遠出や都電一日券              廣田 可升

梅雨晴間猫に小さき出入口              星川 水兎

梅雨晴や庭に陣取る畳職               徳永 木葉

梅雨晴や妻には妻のスケジュール           廣田 可升

「蛍」

あの人もあの人もいた蛍の夜             星川 水兎

天に星地には蛍の信濃かな              廣田 可升

シャボンの香残す少女や夕蛍             廣田 可升

とりあへず両手でつくる蛍籠             嵐田 双歩

蛍の夜踏み外したる道の事              須藤 光迷

蛍やわが胸にきて遊び去る              高井 百子

当季雑詠

マドンナの老いて目深な夏帽子            今泉 而云

土作り半ばのお八つ水羊羹              須藤 光迷

祭衆どつと乗り込む銀座線              玉田春陽子

富士見える駅のホームの夏燕             徳永 木葉

《参加者》【出席13人】今泉而云、大澤水牛、金田青水、須藤光迷、高井百子、田中白山、谷川水馬、玉田春陽子、堤てる夫、中村迷哲、廣田可升、前島幻水、向井愉里。【投句参加5人】嵐田双歩、池内的中、澤井二堂、徳永木葉、星川水兎、山口斗詩子。

(報告・谷川水馬)

 

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