酔吟会第162回例会

森下文化センターで13人が「蟇」「新茶」を詠み合う

双歩、可升さんの五点がトップ並立

酔吟会は5月13日(土)、令和5年3回目となる句会を江東区森下の「森下文化センター」で開いた。この日の出席は13人。時々雨がぱらつく日の午後、会場に迷った杉山三薬さんの到着を待って、持ち寄った作品を短冊に書くことから和気あいあいと始まった。例会の兼題は「蟇」と「新茶」、雑詠を含め1人5句、投句総数65句。選句6句で句会を進めた結果、最高は5点で、嵐田双歩さんの「戦争はテレビの中や新茶飲む」と廣田可升さんの「子も孫も去って新茶の夜静か」だった。続く4点句は可升さんの「蟇の鳴く村にコンビニ一号店」と杉山三薬さんの「夏半纏神田淺草隅田川」の2句が入った。3点句は、今泉而云さん、大澤水牛さん、須藤光迷さん、高井百子さん、玉田春陽子さん、それに高得点を制した可升さん、三薬さんの計7句だった。可升さんは投句した5句が「5点、4点、3点、2点、1点」というサイクルヒットを達成した。

会終了後には、午後2時から開店しているという森下交叉点近くの大衆居酒屋「きんちゃん屋森下店」に9名が集結し、今後の酔吟会の在り方、新企画などの俳句談義が楽しく繰り広げられ、午後6時すぎまで大いに盛り上がった。

兼題別の高得点句(3点以上)は以下の通り
「蟇」

蟇の鳴く村にコンビニ一号店        廣田 可升

蟇蛙真夜の環七渡り行く           今泉 而云

大海の海鼠を知るや蝦蟇           杉山 三薬

蟇出でて文句あるかの面構         玉田春陽子

「新茶」

戦争はテレビの中や新茶飲む       嵐田 双歩

子も孫も去って新茶の夜静か       廣田 可升

走り茶としわくちゃばばに差し出さる   大澤 水牛

粉を吹きし羊羹切って新茶かな        須藤 光迷

赤タスキの勧め上手や新茶買ふ        高井  百子

「当期雑詠」

夏半纏神田淺草隅田川             杉山 三薬

浜離宮池に海月の遊ぶ午後          廣田 可升

《出席者13名》嵐田双歩、今泉而云、大澤水牛、金田青水、杉山三薬、須藤光迷、高井百子、谷川水馬、玉田春陽子、徳永木葉、中村迷哲、廣田可升、向井愉里。

(まとめ 高井百子)

 

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