番町喜楽会第214回例会

首位に満智「母の手順」と春陽子「ガンダム」, 水兎「バスの揺れ」が二席に

十九人が「遅日」と「木の芽和」を詠む

番町喜楽会は令和6年の3月例会(通算第214回)を4日午後六時半から東京・九段下の千代田区生涯学習館で開催した。天候に恵まれ温かい日和だったが、出席者は7人と近年にない少なさだった。兼題は「遅日」と「木の芽和」、雑詠を含め投句5句、選句6句(欠席者は5句)の結果、斉山満智さんの「うろ覚え母の手順で木の芽和え」と玉田春陽子さんの「ガンダムも隅に飾りて雛祭り」が6点で首位を並走、二席に星川水兎さんの5点句「うとうとと遅日のバスの揺れ心地」が入り、三席に金田青水さんの「歯ごたへの良き地蛸にて木の芽和」、徳永木葉さんの「昼席の追い出し太鼓暮遅し」、中村迷哲さんの「品書は女将の細字木の芽和」の4点3句が並んだ。3点は8句にのぼった。兼題別の高点句(3点以上)は次の通り。

「遅日」

うとうとと遅日のバスの揺れ心地      星川 水兎

昼席の追い出し太鼓暮遅し         徳永 木葉

釣り人に魚の名聞くも遅日かな       嵐田 双歩

「木の芽和」

うろ覚え母の手順で木の芽和え       斉山 満智

歯ごたへの良き地蛸にて木の芽和      金田 青水

品書は女将の細字木の芽和         中村 迷哲

木の芽和え赤べこ色の会津塗        玉田春陽子

「雑詠」

ガンダムも隅に飾りて雛祭り        玉田春陽子

ザボン剥く太刀打ちできぬ指力          澤井 二堂

菜の花のペペロンチーノテラス席      高井 百子

出勤のペンギン歩き春の雪         谷川 水馬

春雪の庭に舞ひ来る尾長二羽        堤 てる夫

下駄箱にすまし顔なる夫婦雛        廣田 可升

雛飾り華やぐ今日のケアハウス       前島 幻水

<句会出席者7人>大澤水牛、金田青水、須藤光迷、玉田春陽子、廣田可升、星川水兎、前島幻水。<投句参加者12人>嵐田双歩、池内的中、斉山満智、澤井二堂、高井百子、田中白山、谷川水馬、堤てる夫、徳永木葉、中村迷哲、向井愉里、山口斗詩子。

(報告 須藤光迷)

 

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