番町喜楽会第100回記念・新年句会

番町喜楽会は2003年1月に第1回句会を開催、以後、流渓句会、喜楽会を合併しながら回を重ねて満11年たった1月例会が、記念すべき「第100回」となった。これを祝って1月18日(土)正午から、双牛舎のある番町ハイムの向かい側、ホテル東京グリーンパレスのレストラン「ジャルダン」の一部屋を借り切り、祝賀会を兼ねての句会を開いた。会の半ばで、番町喜楽会の世話人を務めてきた大澤水牛、今泉而雲両氏に感謝するセレモニーが行われ、記念品が贈られた。

この日の兼題は「淑気」と「水洟」で、どちらも一筋縄ではいかない季語。一同大いに苦労の跡がしのばれる句が続々披露された。今回は会食しながらの句会ということで、参加者がまず幹事に投句を送り、幹事が選句表にまとめて送信、それを元に選句して再送信、幹事は選句結果をまとめて句会冒頭で発表し、合評会を始める「事前投句・事前選句方式」で行った。

最高点は9点で須藤光迷さんの「帯解けば小銭こぼるる初詣」の1句。次席がいきなり5点になって「路地裏も塵ひとつなき淑気かな 而雲」の1句、三席4点は「水つ洟リンクの舞ひの泣き笑ひ てる夫」「水洟や夫婦の機微のすれちがひ 白山」「寒の月真上の枝に乗ってをり 白山」「きんきんと星の鳴りだす冬林檎 佳子」「窓あけて露天風呂めく初湯かな 綾子」の5句が並んだ。以下、3点が7句、2点18句、1点27句となった。兼題別の3点以上の句は次の通り。

「淑気」

路地裏も塵ひとつなき淑気かな    今泉 而雲

茶髪にも淑気漂ふ大社        山口斗詩子

「水洟」

水つ洟リンクの舞ひの泣き笑ひ    堤 てる夫

水洟や夫婦の機微のすれ違ひ     田中 白山

水洟をこらへ納豆掻き混ぜる     大澤 水牛

水洟の子等追ひかけて保育ママ    髙橋 楓子

道化師や水洟かむも芸のうち     谷川 水馬

老いの坂水洟かんで独り言      徳永 正裕

「雑詠」

帯解けば小銭こぼるる初詣      須藤 光迷

寒の月真上の枝に乗ってをり     田中 白山

きんきんと星の鳴りだす冬林檎    星川 佳子

窓あけて露天風呂めく初湯かな    大下 綾子

初御空アンパンマンの声の降る    須藤 光迷

侘助や寄る辺無き身に干支六回    野田 冷峰

 

 

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