英尾先生墓参・桜吟行を開催

 

多摩から国立まで1万7千歩

村田英尾先生の墓参りを兼ねた桜狩吟行は3月31日(土)に行われた。都立八王子霊園、多摩森林科学園、国立大学通りを、日経俳句会、番町喜楽会の有志10人が元気よく巡った。快晴の花見日和の中、霊園の染井吉野は見頃だったが、英尾先生の墓前では十三回忌の時が流れ、僧籍を持つ高瀬大虫(忠重)さんの急逝を想わずにはいられなかった。定番コースの桜保存林、混み合うでもなくまあまあの人出。老木が増えた感じがした。

ここから全員が集合場所のJR高尾駅に戻り、国立駅へ。地元情報に詳しい杉山三薬さんの提案で、一橋大学や都立国立高校などが並ぶ大学通りの桜並木を歩いた。駅前から南へ一直線、JR南武線谷保駅近くまでの1・5㌔ほど、四車線の大通りの両側に二百本の桜の並木が続く。並木の陰で家族パーティー、路傍ピアノのビニールテント。歩道いっぱいの見物客の列。学園都市らしい穏やかな花見風景だった。この日の仕上げは谷保駅傍の大黒屋、三薬さん馴染みの蕎麦店。漬物、油揚げ、天麩羅などをつまみに、ビール・日本酒。最後は蕎麦で締めて帰途についた。

吟行メール句会は投句3句、選句4句(天、地、人、入選)で実施した。好評を得た作品は、双歩さん「春深し谷保の蕎麦屋の揚げ牛蒡」、而云さん「花吹雪亡き人の背の見え隠れ」、水牛さん「花吹雪三ひら四ひらは口の中」、てる夫さん「花吹雪テントの中のピアニスト」、木葉さん「春や春忘れられたる帽ふたつ」など。

参加者=嵐田双歩、今泉而云、大澤水牛、澤井二堂、塩田命水、杉山三葉、田中白山、徳永木葉、野田冷峰、(幹事)堤てる夫。

(報告 堤てる夫)

 

 

 

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