平成26年度日経俳句会年次総会

日経俳句会は12月17日(水)夕、東京・内神田鎌倉橋交差点そばの日経広告研究所会議室で、平成26年度年次総会を開催した。続いて年末恒例の合同句会(通算十九回)と平成二十六年度「日経俳句会賞」の贈賞式を行った後、懇親会に移り一年間の活動を締めくくった。

年次総会では、大澤水牛幹事長が年間総括の活動報告で「酔吟会に新規加入があるなど活発な句会活動を展開した。27年度も例会、吟行など各種合同行事を今年度と同様のペースで実施したい」と述べた。

会計担当の星川佳子幹事が平成26年の会計収支を報告した。田中頼子幹事の引退に伴う幹事団の編成については、補充人事は行わず現体制で運営する方針を確認した。

 

平成26年活動報告と27年活動方針(要旨)

(1)例会活動

日経俳句会は1月21日の第125回から11月19日の第134回まで計十回、酔吟会は1月11日の第108回から11月9日の第113回まで計6回、それぞれ計画通り例会を開催した。高齢化が進む酔吟会には、春に大平睦子さん、秋に番町喜楽会の高井百子さん、玉田春陽子さん、谷川水馬さんが新加入して活性化した。

(2)活発な合同句会活動

合同句会は6月18日の上期、12月17日の下期と予定通り年2回開催した。足掛け5年かけた「逆回り奥の細道」吟行が大団円を迎えた。新年1月25日、草加、千住を巡り、俳聖芭蕉が奥の細道のスタートを切った深川・採搽庵前で参加23人が記念撮影、近くの料理屋で打ち上げ懇親会を催した。

このほか1月5日には番町喜楽会メンバーも参加して「川越七福神吟行」、4月12日には「英尾先生墓参・桜吟行」、9月7、8両日には長野・千曲市の「姥捨山棚田の名月吟行」、11月3、4両日には「秩父長瀞紅葉吟行」を挙行した。いずれも番町喜楽会の参加も得ての大合同行事となった。

(3)双牛舎年次総会パーティー

日経俳句会活動を下支えしているNPO法人双牛舎(代表理事今泉恂之介・大澤水牛)の第7回年次総会が4月19日に二番町のホテル「グリーンパレス」で開催された。日経俳句会、番町喜楽会さらに三四郎句会のメンバーが参加、42名が出席し俳句大会に投句参加するなど盛会だった。

双牛舎が発信しているブログ「みんなの俳句」は平成20年1月1日にスタート、日経俳句会、番町喜楽会、三四郎句会会員の作品を紹介している。

(4)広報活動

句会活動は活発だったが、その広報活動には問題が生じた。年2回発行の公式機関誌「日経俳句会報」は4月に第18号を発行したが、10月に予定した第19号は次年年度持ち越しとなった。毎月の例会報告などを記録した「日経俳句会月報」は年12回発行のところ2回欠けてしまった。編集人の体調不良が主原因であり、月報、会報の在り方も含め編集体制を再考する必要がある。

(5)平成27年の活動方針

例会活動、「英尾先生墓参・桜吟行」はじめ各種合同行事など26年とほぼ同様のペースで実施する。4月に予定しているNPO法人双牛舎年次総会、「双牛舎俳句大会」の際には「合本みんなの俳句」第7号を配布する。

(報告 堤てる夫)

 

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