三四郎句会第27回例会

三四郎句会は12月19日、東京・神田錦町の宗保第二ビル内で平成25年最後を飾る第27回例会を開催した。今回は久しぶりに会員12人全員が出席した。

兼題は「年惜しむ」と「梟(ふくろう)」。三四郎句会に入会して満一年、田村豊生さんの「ふくろうのみつめる森の深さかな」が最高の5点を獲得した。続いて「アンパンマン真中に吊るす聖樹かな」(岡本祟)、「ふくろうの飛び去る影や月青し」(石黒賢一)、「ふくろうの声で酒飲むログハウス」(深瀬久敬)、「短日の妻正座して針に糸」(今泉恂之介)の4句が4点で続いた。

句会終了後、大手町の「景気園」で忘年会を行い、年間の秀句三句を選ぶ全員投票の結果が発表され、上位3句が表彰された。第1位「舫(もやい)杭(ぐい)鴉丸まり時雨かな」(印南進)、第2位「百一歳トマト三本育ており」(竹居照芳)、第3位「いざ行かむ傘寿の先へ更衣」(田村豊生)だった。

(記録 今泉恂之介)

 

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