番町喜楽会第237回例会

「麗か」と「蝶」を詠む

出席5名の寂しき句会、会の存続が話題に

番町喜楽会は第237回例会を4月4日(土)午後6時、東京・九段下の千代田区生涯学習館で開催した。

会員の高齢化が主因だが昨年以降句会参加人数が減り始め、今年に入るとそれが顕著になった。今回も句会参加者(投句者)は15名、投句総数74句とまずまずの規模になったものの、句会出席者はわずかに5人。盛り上がりの無い寂しい会に終わった。小人数なだけに句会は1時間少々で終了してしまい、恒例の「懇親会」もわずか4人(最盛期は20人を超えた)で、「番町喜楽会、どうなって行くんでしょう」が主要話題となった。これから幹事、句会常連メンバーで相談し、今年半ばまでに今後の道筋を決め、会員に諮りましょうということになった。

4月例会の兼題は「麗か」と「蝶」。6句選(欠席者は5句)で選句を進めた結果、一席は雑詠の「行く春や電話ボックス撤去中 春陽子」が6点で座った。次席は5点が無く、4点が5句ひしめき合った。三席3点も7句が競い合い、以下2点9句、1点16句ということになった。兼題別の高点句(3点以上)は次の通り。

「麗か」

三越のライオン垂れ目街うらら            嵐田 双歩

うららかや猫に添い寝を許されて           斉山 満智

麗かや古書の店主の鼻眼鏡              廣田 可升

うららかや爪立ち覗く大道芸             玉田春陽子

麗かや狸に出会ふ昼下がり              高井 百子

「蝶)

白と黄の蝶と連れだつ房州路             中村 迷哲

歩道橋渡るつもりか初蝶来              玉田春陽子

よく来たと蝶も舞ひ来る母の墓            前島 幻水

野仏と何を語らふ蝶一羽               向井 愉里

「当季雑詠」

行く春や電話ボックス撤去中             玉田春陽子

たんぽぽと並んで見てる草野球            中村 迷哲

春暁やアザーンの音に重く明く            斉山 満智

病んでなほ無頼の友よ花の雨             廣田 可升

予定なき明日は朝寝をむさぼる日           山口斗詩子

《参加者》【出席5人】大澤水牛、金田青水、須藤光迷、玉田春陽子、廣田可升。【投句参加10人】嵐田双歩、斉山満智、澤井二堂、高井百子、堤てる夫、中村迷哲、星川水兎、前島幻水、向井愉里、山口斗詩子。【選句参加】徳永木葉。  (報告 大澤水牛)

 

 

 

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