番町喜楽会年間優秀作品賞を発表

最優秀に幻水句「デジタルの虚実」

優秀作に斗詩子・木葉・てる夫句

番町喜楽会は、2月1日(土)に開催された第224回例会に先立って、令和6年の最優秀作品および優秀作品の表彰を行った。最優秀作品賞は前島幻水さんの「デジタルの世や虚も実も文化の日」が受賞、優秀作品には山口斗詩子、徳永木葉、堤てる夫三氏の作品が選ばれた。選考は大澤水牛氏にお願いし、昨年1年間に月例会や吟行で詠まれた会員の全作品1050句から選び抜かれたもの。受賞者には廣田会長から賞品の図書カードが贈られた。受賞者はそれぞれ喜びを語ったが、今年卒寿を迎える幻水さんにはひと際大きな拍手が送られた。なお1050句から水牛氏が選んだ103句が「令和六年代表作品」として併せて発表された。

〈最優秀作品賞〉

デジタルの世や虚も実も文化の日         前島 幻水

〈優秀作品賞〉

ただ歩く新緑の中まだ生きる           山口斗詩子

から松の散るや十勝に雪近し           徳永 木葉

寒の池鴨とは群れぬ鷺白し            堤 てる夫

(報告 中村迷哲)

 

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