最優秀作品賞は中村迷哲さん
的中、青水、百子、愉里、可升各氏に優秀作品賞
番町喜楽会は2月3日に開催の第213回例会に先立って、令和5年最優秀作品および優秀作品の表彰式を行った。
【令和5年度最優秀作品】
図書館の顔白き子ら夏行けり 中村 迷哲
【優秀作品】
園児らの黄帽子雀隠れかな 池内 的中
駅前へ移り行くとやそぞろ寒 金田 青水
手間かけてロールキャベツの日永かな 高井 百子
どんぐりの転がる帰路のリアシート 廣田 可升
目標を下方修正する二月 向井 愉里
≪選考経過≫
本賞の選考に当たっては、令和5年12月例会終了後、まず番町喜楽会の年間全作品集(約1200句)を作成し、その中から代表作品120句を選び、そこから最終的に、最優秀作品1句、優秀作品5句を選んだ。受賞者6人には番町喜楽会からの賞品である図書カードに加え、選者である大澤水牛氏作のぐい呑が送られるというサプライズもあり、13名の出席者全員共々大いに盛り上がる表彰式となった。なお、これまで本賞は番町喜楽会顧問の今泉而云・大澤水牛両氏により選考されて来たが、昨年今泉氏が退会されたことに伴い、本年より大澤氏による単独選考となった。
(報告;廣田可升)