英尾賞に澤井二堂氏
俳句会賞、加藤、藤野、高井、杉山四氏
平成27年度日経俳句会賞(第11回)が決まり12月16日の年次総会のあと贈賞式を行った。日経俳句会賞英尾賞には澤井二堂氏の「親の役子の役終へて年惜しむ」の句が選ばれた。この句はちょうど1年前26年12月の年末合同句会で最高9点を得たもの。
日経俳句会賞は加藤明男、藤野十三妹、高井百子、杉山智宥4氏で、それぞれ金丸泰輔会長から賞状と記念品が贈られた。なお、澤井、杉山両氏は二度目の受賞。
平成27年度日経俳句会賞受賞作品
日経俳句会賞 英尾賞
親の役子の役終へて年惜しむ 澤井 二堂
日経俳句会賞
冬桜名もなき坂の薄化粧 加藤 明男
モンゴルの草原眩し馬の夏 藤野十三妹
なぜここに嫁いで来たか秋の空 高井 百子
落し物家まで届く春の宵 杉山 智宥
(記録報告 堤てる夫)