酔吟会第115回例会を開催

日経俳句会酔吟会は3月14日(土)午後1時、千代田区内神田の日経広告研究所会議室で平成27年度の第二回例会(通算115回)を開いた。出席15名、投句参加2名とメンバーほぼ全員が参加する盛況だった。

この日の兼題は「春の日」と「蛙」。投句5句、選句6句で句会を行った結果、最高点は4点で「ふうわりと三月は来て古書の市 大沢反平」「青蛙授業参観硝子越し 玉田春陽子」「新築の覆ひ外して春日中 今泉恂之介」「春の日や辞令一本西へ行く 野田冷峰」の4句が並んだ。続く3点は「春悲し空襲警報耳朶にあり 岡田臣弘」「フクシマは片仮名のまま亀の鳴く 春陽子」「春の日や手足はみだすベビーカー 春陽子」「春の日の奇妙な節のうがひかな 星川佳子」「宿までは畷を抜けて夕蛙 佳子」「焼酎の空き瓶に活く春のバラ 堤てる夫」の6句だった。以下2点は18句、1点が20句という結果になった。

【出席者】今泉恂之介、大澤水牛、大沢反平、大平睦子、岡田臣弘、片野涸魚、久保田操、澤井二堂、高井百子、谷川水馬、玉田春陽子、堤てる夫、徳永正裕、野田冷峰、星川佳子 【投句参加】藤野十三妹、藤村詠悟

 

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