平成26年12月17日の日経俳句会年次総会、合同句会後の懇親忘年会の席上、恒例の「日経俳句会賞」受賞者が発表され、贈賞式が行われた。英尾賞には嵐田双歩氏、日経俳句会賞には岡田臣弘、堤てる夫、流合研士郎、星川佳子の四氏が選ばれ、大澤水牛幹事長から賞状と記念品が贈られた。
日経俳句会賞も今回が10回目となり、これまでに受賞経験のある人が再度選ばれる「複数回受賞者」が初めて現れた。英尾賞の嵐田さんは平成23年度(第7回)についで二度目、堤さんと星川さんは平成17年の第1回受賞者である。
第10回日経俳句会賞受賞作品は次の通り。
《日経俳句会英尾賞》
どの田にも水走らせよ時鳥 嵐田 双歩
《日経俳句会賞》
梅雨明けや孫の襁褓もとれたるぞ 岡田 臣弘
雨蛙畳の上に居る不思議 堤 てる夫
狐火と見えし旅路の遠灯り 流合研士郎
糸杉の絵のゆらぎをる大暑かな 星川 佳子