三四郎句会の10月例会は16日(木)午後1時半から、東京・神田錦町の宗保第二ビル内で行われた。岡本崇、石黒賢一さんは欠席だったが、12人が出席。欠席投句・選句の岡本さんを加え、会員14人中13人の参加となった。
兼題は「天の川」と「糸瓜」(糸瓜忌も可)。「太陽を頬張り石榴裂けにけり」(岡本崇)と「故郷に少女老いゆく天の川」(今泉恂之介)が5点の最高点句で並んだ。4点は「海峡に下北浮かべ天の川」(河村有弘)と「しもた屋の軒に鮭吊る酒田かな」(今泉恂之介)の2句。3点には「ロッキーに汽笛染み入り天の川」(印南進)、「天の川ダムの放水滔々と」(深瀬久敬)、「岩風呂や赤子手伸ばす天の川」(竹居照芳)など5句が並んだ。
次回は12月18日(予定)。兼題は「冬温し」と「山眠る」に決まった。
参加者(出席)後藤尚弘、河村有弘、宇野木敦子、印南進、吉田正義、篠田義彦、今泉恂之介、深瀬久敬、竹居照芳、田村豊生、渡辺信、宇佐美論 (投句参加)岡本崇
(まとめ 今泉恂之介)