酔吟会第106回例会

酔吟会の平成25年度第5回例会(通算106回)が9月28日(土)午後1時から、鎌倉橋交差点そばの日経第二別館8階会議室で開かれた。

台風18号が9月16日に日本列島を縦断、各地に水害をもたらしたが、台風一過、秋の気配が深まり28日も朝から涼しい秋日和となった。開催日が第2土曜日から第4土曜日に変更になったせいか、出席は9人に止まった。

出席者は今泉恂之介、大澤水牛、大沢反平、岡田臣弘、片野涸魚、久保田操、澤井二堂、堤てる夫、星川佳子の9氏。投句参加は大石拍人、金指正風、徳永正裕、野田冷峰、藤野十三妹氏の5氏。

この日の兼題は「秋風」と「枝豆」、投句5句、選句8句で句会を行った。その結果、最高点は5点で1句、次いで4点が1句、3点5句、2点18句、1点13句となった。兼題別の3点句以上の句は次の通り。

「秋風」

秋風や果樹に残りし空袋     堤 てる夫

瘦猫の泣く声痛し秋の風     藤野十三妹

母の空へ父よろしくと秋の風   澤井 二堂

「枝豆」

枝豆やつくづく丸し父の背    星川 佳子

「雑詠」

秋闌けて狂言鼓の高調子     大沢 反平

稲架けや日の暮れてなほ老夫婦  堤 てる夫

捨て猫に夜寒を告ぐる風の音   藤野十三妹

(まとめ 澤井二堂)

 

 

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