酔吟会の平成24年度第3回例会(通算98回)が5月12日(土)午後1時から、鎌倉橋交差点そばの日経第二別館8階会議室で開かれた。
ゴールデンウィーク明けの疲れが残っていたせいか、出席者は8人と酔吟会始まって以来最低の人数であった。これに対して投句参加が7人になり、出席者による淸記作業が大忙し。
出席者は今泉恂之介、大澤水牛、大沢反平、片野涸魚、金指正風、澤井二堂、堤てる夫、藤村詠悟の8人。投句参加は大石拍人、岡田臣弘、徳永正裕、野田冷峰、藤野十三妹、星川佳子、吉野光久の7人。
兼題は「風薫る・薫風」と「卯の花」、投句は5句、選句8句で句会を行った。その結果、最高点は3点句で7句、2点が9句、1点が23句となった。選句する出席者が僅か8人と少なかっただけに最高点が3点に留まるのもやむを得なかった。兼題別の3点獲得句は次の通り。
「風薫る・薫風」
薫風や市民マラソン途切れなく 徳永 正裕
薫風や鯉垂直に跳ね上がる 星川 佳子
風薫るつつがなくあれトキの雛 片野 涸魚
「卯の花」
卯の花やせんなき事は考えず 星川 佳子
卯の花や根岸の里の今むかし 金指 正風
卯の花や見知らぬ人と花談義 大沢 反平
「雑詠」
九十九里風車悠々春動く 大石 拍人
(まとめ・澤井二堂)