12月15日の年次総会、合同句会に続いて行われた忘年懇親会で、平成22年度日経俳句会賞の受賞作品発表と贈賞式が行われた。受賞作は昨年11月から今年11月までの例会に投句された全会員の作品から優秀作品を選び出し、幹事会が決定した。本年度の受賞作品と作者は以下の通りで、高橋淳会長から賞状と賞品が贈呈された。
「日経俳句会英尾賞」
歌舞伎座の跡形もなく後の月 橫井 定利
(10月・第93回水木会)
「日経俳句会賞」
透き通る兎の耳の小六月 大平 昭生
(21年11月・第84回酔吟会)
ひと電車待つ間のつるべ落としかな 山口 詩朗
(10月・第93回水木会)
コオロギや地デジ地デジと言うなかれ 杉山 智宥
(10月・第93回水木会)
かなかなのふつと止みたる虚空かな 澤井 二堂
(8月・第74回銀鴎会)