七月二十一日(水)午後六時半、日経本社七階会議室で水木会の平成二十二年第六回例会(通算九十回)が開かれた。梅雨明けと同時に猛暑日続きとなったせいか、出席者はいつもより少なめの十六人。しかし投句参加が十四人、投句総数も百四十三句のにぎやかさ。
兼題は「夏深し」「トマト」で、選句の結果最高の六点は一句、五点句は無く、四点四句、三点九句という結果になった。当夜の評判の句は次の通り。
夏深し冒険一つし残して 大熊 万歩
夏深しいのち溢るる干潟かな 金田 青水
糖度札つけてトマトは誇らしげ 小林 啓子
桃太郎名のるトマトの玉の汗 高橋 淳
夏爛けり日暮らし門の眠り猫 徳永 正裕