双牛舎平OME
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ごあいさつ
作者一覧
わたしの俳句館
NPO法人双牛舎
金田 青水
かねだ・せいすい
昭和18年(1943)新潟県糸魚川市生まれ、千葉県在住。本名、清人(きよと)。大澤水牛氏に誘われ村田英尾先生主宰の銀鴎会に参加。その後日経俳句会に移り現在に至る。
さはやかにあとの一人をみなで待つ (令4)
蝶決心して冬至の青空へ (令3)
水音や掌に欄干のあたゝかさ (令2)
母校失せ友失せし里ねこやなぎ (令2)
春の灯やとなりに若き一家来る (平30)
ゴキブリが挨拶に来る土用かな (平28)
ただそつと茶托にのせて新茶出す (平28)
吟行といふ徘徊や翁の忌 (平27)
入梅や少年のひげ薄っすらと (平27)
藍染の帽子がサイン兄の夏 (平27)
嫁といふむすめに出会ふ春の宵 (平27)
春ショールふはり北陸新幹線 (平27)
腹の傷ゆつくりさすり衣がへ (平26)
夏菊や笑顔つくれば生き易し (平25)
ひよどりのうまさうに呑む寒の水 (平25)
極月やどしんと棄つる文庫本 (平24)
老木のそつと息する朧かな (平24)
検診のあとは鶯餅ひとつ (平24)
春のなゐ湯船にすがりやり過ごす (平23)
藍にほふ十一歳の初ゆかた (平22)